まおゆう商業出版ですね

 以前から、そういう話は出ていましたがネットの一部では評判の『まおゆう』がとうとう書籍として商業出版されるようです。
 2chでの発表のせいか、作品形式が台本形式でしかも大長編。
 評判を聞いてまとめサイトで読んだ時は、正直読みづらくて何回かに分けて読みましたが内容自体は密度も高く一気に時代が動く感じで良作だと思います。
 書籍化にあたって小説形式に変更と化されてるんでしょうかね?
 脚注とかを入れてるらしいですが。

レギオン

 異常発生したネズミの大群が都市を襲い、人々を貪り喰らうパニック・ホラー。
 しかも、流れてくるニュースによるとその規模は世界規模。
 ネズミの大群によって、社会機能はマヒして崩壊し、治安は乱れて失われていく。
 そんな状況の中で、子に会うために災害の真っ只中の都市の中へと自ら踏み込んでいく父親とその部下の女。
 知識と機転で難を逃れて生き延びていく、その子供と教師や自衛官たちの二組の主人公グループ。
 異常発生はネズミだけにとどまらず、他の生物にも及んでいてネズミに続いて蟻の大群がネズミもろとも人々を襲い始める。
 子供を救うために命を賭けた行動をする大人がいたかと思えば、自分が助かるために子供を犠牲にする大人がいる。
 最後には、父と子は無事に再会でき、未来への希望を感じさせるところで物語りはひとまず終了。
 全3巻で、完結済。

機巧少女は傷つかない

機巧少女は傷つかない
 海冬レイジ:著
 るろお:絵

 舞台は魔術が存在する地球。次代は二十世紀初頭。
 魔術人形を扱う人形使いを養成するリヴァプールの学園へと、人形をつれて一人の少年がやってくる。
 法の制約の外側に立つ魔王の資格を得るために。
 魔王の資格を巡って、百名の人形使いによるバトルロワイヤルに参加する資格を得るために入学早々に騒ぎを起こし、ツンデレ少女と係わりながら、資格を得るために学園で起きていた事件を解決することに。
 主人公の人形が、主人公にちょいとヤンデレ気味だったりする。


彼女はつっこまれるのが好き!

彼女はつっこまれるのが好き!
 サイトーマサト:著
 魚:絵
 電撃文庫

 ヒロインはアイドル声優
 主人公は、彼女のファンのさえない男子高校生。
 典型的なボーイ・ミーツ・ガールで、ラブコメ
 ヒロインはお隣に引越ししてきて、窓から互いの部屋が覗けて、お約束イベントは外さない。
 人違いでラジオ番組に引っ張り出された主人公は、ヒロインにツッコミの才能を見出される。
 文章のテンポがいいのか、さくさく読めた。


ゾンビタウン

カードゲームや、ボードゲームなどいわゆる無電源ゲーム。
日本のものより、海外のものが色々面白そうなのが多い。
ただ、相手が必要と一人で遊べる電源ゲームよりはプレイの機会が限られるのが多いのが残念。
そしてこれゾンビタウンは、街の中心の墓場からわらわらとゾンビが湧いてくるというゲーム。
プレイヤーはゾンビが湧いてくる街の中で生き残るのが目的というゲームで、プレイ時間は1時間オーバー。
前に一度プレイした時は、最後のほうはみんな家の中に引きこもっていたかな。

学園黙示録6

いつの間にか、6巻出てたのね。
読んだけど、<奴ら>が蔓延し、電子部品は壊滅してて、世界は絶望的状況だぜ――と思ったてら、そうでもなかったぜ!
いや、核戦争があったわけだから、気候変動や放射能汚染。既存社会の崩壊などで、深刻な問題があるのは確かだけど。
所詮、知能もなく動きも鈍い<奴ら>が相手だし、軍が軍として機能できる程度の状況ならなら、人類の未来は明るそうだ。